夏も終わり?

 今年のNYの夏は涼しくてとても過ごしやすい避暑地のような気候の毎日です。30℃超える日がほとんどなく先日なんか秋のような陽気でした。暑かった日を見計らってビーチへ今年も行ってきました。バスで1時間半くらい行ったロッカウェイビーチ。いつもごみごみした都会の風景に囲まれているとこういう自然の力がみなぎるところへすごく行きたくなります。朝起きて大急ぎでおにぎりとサラダ、汗をかきながら唐揚げを揚げてお弁当も完成。潮風にあたりながら食べるお弁当は格別に美味しいからビーチに着いたそばからお弁当を食べたくてそわそわ。でもビーチの食いしん坊は私だけじゃなかったようです。私たちの後ろにビーチタオルを広げ無造作に荷物を放り投げて海へ走る5、6人の少年、少女たち。そこには荷物にまぎれてポテトチップスの袋が2つ3つ無防備に置き去りになっていました。さてこちらは陸に上がってきた大輔に許しを得て念願のお弁当タイム。頑張って作った甲斐があった!その辺で売っている油ぎとぎとのくせに割高のフライドチキンとは違ってなんて美味しそうな唐揚げ。そして日本人はやっぱり梅干しの入ったおにぎり。そしてサラダ。海を見ながらお弁当を堪能していました。そしたら急に後ろが騒がしくなったので振り返ると、15羽くらいの身体が大きく目の鋭いカモメたちが少年たちのポテトチップスに群がっているではありませんか!しかも慣れたような手さばき(くちばしさばき)で軽々袋を破き、みんなで賑やかにお昼ご飯。あららー、かわいそうに。。。なんて人ごとのように思いながら最高に美味しく出来た唐揚げを口にしていると上から出遅れたカモメ一羽の陰がすーっとわたしたちの上を通り過ぎた瞬間。べちょ!なんと大事に食べていた私たちの唐揚げの上に一発。しかも排泄物の大きさもこれくらいなら全然我慢できたでしょ?くらいの量。(文鳥を飼っていたのでよく知ってる)サラダの上ではなくなぜ?まだ食べられるかな??って思わず大輔に聞いてみるも「捨てよう。」と告げられ、本当にちょっと涙目になってしまった最近一番悔しかった出来事でした。 演奏の方は夏はのんびりペースですが、手術後無事復活していつものように楽しくしています。写真はハーレムにあるソウルフードのお店ロンデルスにて。ハーレムもここ数年でだいぶ白人が増えてきてお店の客層も数年前とはだいぶ変わってきています。こちらは先週末にあったドラマーPete Zimmerがリーダーのカルテット。ミッドタウンにあるSt.Peter’s Churchにて。神父の説教を挟んだまさにジャズとキリスト教のコラボ。NYならでは。広々としたモダンな教会の中に自分たちの音が響き渡ってとっても気持ちがよかったギグでした。最後の一枚。ミュージシャンいえども音楽ばかりの感性を鍛えていてはいけませんね。メトロポリタンミュージアムに行ってアートに触れてきました。住んでいるとなかなか行く機会がないのですが、こういう時間も大切ですね。夏の終わりはもう秒読み。今のうちに思いっきり楽しんでおこうっと。