わたし、エレベも弾くんです。こんなんだけど。アコベを弾くイメージが強すぎてか、あまりこういう姿を知られていません。エレキベースはこれでしか出せない音があるので大好きです。もともと高校の時はこれに憧れてジャズの道に進んだと言っても過言ではありません。マーカス・ミラーが私のヒーローでフュージョン、スラップ奏法でバチバチ弾いてそれに高校時代は夢中だったんですよ。
ここ5年くらいエレキベースを高校生に教えているのですが、その生徒が初心者でドレミも知らなかったのに、あっという間に上達してもはやテクニックでは完全に私を超えました。彼はベースでコードを押さえるのが得意でとても面白いことを弾いてくれます。私もレッスンの時にいろいろ教えてもらうこともあり、レッスン料を払い戻さないといけないかな?なんて思う時もあります。そんな彼に即興演奏のレッスンのをしていたのですが、その時にコードを押さえてマービン・ゲイの『What’s going on』を弾いていました。そこでピン!と閃いたのがこの曲。アルバム6曲目に収録されている『Cascade』です。
右手でアルペジオを弾いているのですが、その音色が湧き出る水のようでメロディを弾いてくれる大輔の音も透き通っていたのでヒントはあったのですが、いまいち題名がピンときませんでした。なんかいいタイトルないかな、と思って窓の外を見たらブーンと配管工というのか水道屋さんのバンが通り過ぎました。そのバンには大きく『Cascade』と書いてあったので、早速その意味を調べてみたら階段状の小さな滝と出ているではありませんか。これも何かのお告げかと思い(笑)この曲が命名されました。
この曲はまだビデオシリーズで公開していないのですが、近いうちに私がエレベを弾いやバージョンでもアップしてみようと思います。お楽しみに。