最近我が家のブームは健康食。今日は日曜日。休みなので朝早めに起きて(といっても8時過ぎですが)、駅向こうのファーマーズマーケットに行ってきました。いつもの激安チャイナスーパーではなく、ちょっと遠くに足を伸ばしてみました。毎週日曜日に地元の農家がテントをはって外で新鮮な野菜や果物、魚や肉、チーズやワイン、キノコやハムなどを売りに来ています。写真は撮り忘れちゃったけど、体に気を使っているニューヨーカーたちで混み合ってました。 私が数年前に住んでいたハーレムのスーパーなんて肉セクションが異様に充実してて内蔵からタン丸ごと、血が滴りそうないろんな部位の肉がぎゅうぎゅうに陳列されてて、魚なんて乾燥した怪しいいつのだかわからないようなものが3、4パックしか並んでなくって野菜なんてみんなしおれたり腐ったりしててみんなお辞儀してるようなのしか並んでなかったのを思い出しました。当時は食にこだわってなかったから食べられそうな野菜(たいていキャベツくらいなんだけど)と肉、果物もダメだから缶詰のパイナップルを食べていた記憶があります。 まあ、アメリカだから日本のように良いものは食べれないよなって思ってたけど、そんなスーパーも多いからか、健康志向のアメリカ人も結構いるようでオーガニック食品が売っている店や私たちが行ったファーマーズマーケットも結構充実しているんです。
数週間前にリンカーンセンターのファーマーズマーケットで出会った不格好なトマト。エアルームトマトと言って日本にも出回っているようですが、あまりの不格好さにこれはおいしいに違いないとトマト二つにズッキーニ1本を持ってレジに行くと、9ドル!!え?高い!!やめますって言えなくって結局買って家で切って食べてみたらすごい!!!肉厚で濃厚で甘ーくってそしてあの香り。切っている時も切ってるんじゃなくてさばいてるような感じになるくらい生命力も感じました。ちょっと贅沢でした。写真は今日買ったトマト。見栄えはよさめ。 あのおどろきに味を占めて今日近所のファーマーズマーケットに行ったわけです。何を買おうかすごく迷っちゃったけど、今日出会ったのは土のついたネギ、高価な舞茸、新鮮そうな卵、あのトマト、梨、ピーマン、ズッキーニ、太くて頼もしい容姿のオクラ、バジルの鉢植えとポーギーという魚。リンカーンセンターのマーケットよりクイーンズは安めでお財布にもやさしかったです。 ポーギーという魚は日本では鯛の種類の魚らしくて今が旬らしくて日本人の口にもよく合うというウワサを耳にしてしかもマーケットで「ポーギー、一匹下さい」って言ったら「今日のは小さいから2匹にしたら?」とお店の人に言われ魚を渡され、「はい、2ドル30セントです。」って。安すぎてびっくり。早速家に帰って来てお昼にポーギーという魚を料理することに。あげ焼きをすると身はフワフワで皮はかりっとしかも部屋が魚臭くならないということでそれに決定。あげ焼きだから洋風かなと思ってあのトマトの神と鉢植えのバジルの葉を早速数枚ちょうだいしてワインビネガーと塩こしょうでソースを作って。完成はこんな感じ。豪華でしょ?
これがすんごいおいしかったの!!!夫なんて目玉まで食べちゃった!!!ふんわりしてて繊細な味がしてちょっと手を加えただけでこんなごちそうが家で食べられるなんて、自分も偉大なシェフになっちゃった気分になるし、レストランで食べたら何倍も取られちゃう料理をこんなにリーズナブルに食べられるなんて、おいしい食材ってすごいな。食いしん坊にはたまらない大発見をした一日でした。さて、練習しよっと。