日本ツアーレポート その6 大阪・長野編

 あと今年も残すところ2日ですね。2013年の日本ツアーレポートも最終回です。広島のホテルを出て新幹線乗り場のある駅まで。大量の荷物を毎回移動しなければいけない私たちですが、運がよく天候に恵まれてほとんど雨に降られることがなくスムーズな移動日が続いたのですが、この日はバス停でバスを待っているときに結構降られてしまって大変でした。もちろん傘なんて持ってないし、(持てる手がなかった)楽器も濡れそうで困っていたら、広島マダムたちが「バス来たら教えてあげるから雨宿りしてなさい。」って優しく声をかけてくれました。「大変ね。これからどこ行くの?新幹線乗るなら道案内してあげるから!」なんて広島に来て誰も知らない土地だなんて心細く思ったけど、誰も知らない土地にはこれからたくさんの出会いもあるのか、と思ったり。マダムさんたちのやさしさが心に染みました。バスに乗り込む時はちゃんと乗れるだろうか、他の人に迷惑にならないだろうか?といつもドキドキ気をつかいます。案の定手すりのあるポールにハマり一時身動きが取れなくなったけど、やっと落ちついた写真。車内も空いてきてよかった。 また新幹線に乗って今度は大阪へ。NYからの友人長谷川朗さんのお店SUBに到着。ライブ前に朗さんと大阪のミュージシャンのみなさんとジャムセッション。みなさんNYでやるようなマニアックな曲とかまで色んな曲知ってるし、レベルが高いですね。その夜はトリオでライブ!いつものコンビに味のある朗さんの暖かい音色が加わり、いい感じ。3人の曲を演奏したり、楽しい夜でした。お好み焼きの食べ比べをしたかったので翌朝、出発前に大阪風お好み焼きを食べに行くことに。おいしかった!おなかいっぱい!食べ比べの結果、広島風、大阪風どちらもいいとこがあって勝者は両方。お店の前で朗さんとサックスの側島まーちゃんと。いつもシャッターが切れるタイミングで誰かに横切られその度に大笑い。楽しい時間。 次はツアー最終目的地の長野県上田市へ。新幹線の指定席を確保しに窓口に向かいました。上田市に行くのに2通りの行き方があったのですが、新幹線で東京駅まで行ってからまた新幹線に乗り換えることに決めました。しかしその日は金曜、東京駅に着くのは夕方+大量の荷物=みなさん大体想像はつきますよね?しかも新幹線が混み合っているとのこと。悩んだ挙げ句、荷物も多いのでまだ席に余裕がある喫煙席を予約し、新大阪から東京区間の数時間でいい具合に薫製状態になったわたしたち。東京駅の人間の森をかき分けて、上田行きの新幹線でちょっといぢわるを言われ軽くへこみましたが、やっと上田市に到着!数年前の上田市のジャズフェスUeda Jointでも大変お世話になったギタリスト白石才三(トシゾウ)さんと再会してほっと一息。 翌日はトシゾウさんにおいしいおそば屋さんに連れて行ってもらいました。すごい気合いでそばをうっている職人さん。わたしたちも負けないように頑張らなきゃ!おいしいおそばを堪能した後トシゾウさんと軽井沢のベーシスト・ボーカリストのマーテルさんとの対バンコンサート。おいしいこだわりコーヒーのお店リンツコーヒーでコーヒーを楽しみながらのお昼のライブ。トシゾウさんとマーテルさんのデュオ。お昼のゆったりした雰囲気にすごくマッチしたやさしい癒しサウンドを楽しむお客さんたち。私たちのデュオ演奏の後4人で一緒に演奏しました。楽しかった!お客さんともいろいろ交流が出来ました。なかでもトシゾウさんの生徒さんの10代の女の子が目をキラキラさせて話しかけてくれたことが印象的でした。高校生だったときのわたしもこんな感じでした。アメリカから来たミュージシャンにドキドキしながら話しかけに行ってワクワクしてわたしもこんなふうになりたいって思っていました。懐かしいな。と、2013年の日本ツアーはこれでおしまい。長い間読んでくれたありがとうございました。みなさんも私たちのツアーに参加して楽しい気分に浸って下さったら嬉しいです。誰とでもどこでも一緒に楽しめる「音楽」っていいな、なんて今更思いました。音楽を通じていろんな出会いがありました。こんな貴重な体験ができて心から良かったと思います。各地でたーくさんのみなさんにお世話になりました。たくさんの素敵な経験、暖かい応援、ほんとーーにありがとうございました!!これを糧にこれからももっともっとパワーアップして心にぐっとくる音楽を世界中のみなさんの心に届けられるよう頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします!2014 年もみなさんがハッピーで楽しい年になりますように!さて、私は黒豆煮てきます!!みなさん良いお年を!