Women in Jazz

 先月はアメリカではWomen’s History Monthでした。毎年この時期はたくさんの女性ミュージシャンたちと一緒に演奏しています。世の中どんどん女性が社会に進出して活躍していますね。ジャズの世界でも女性はがんばっています。こんなに素晴らしいミュージシャンたちがいたんだ!ってくらいこの時期は出会いと音楽の出会いがあります。これはブルクリンの大学での演奏の模様。みんなパワフルで素晴らしいミュージシャンたち。大学生たちもビックリしていました。次の舞台はメトロノースという電車に乗ってPeekskillという街へ。家から2時間近くしかもNYに8年もいるのに実はメトロノースに乗るのが初めての私はグランドセントラル駅でドキドキわくわく。大輔がついてきてくれなかったら完全に迷子でした。車窓から見えた景色。ちょっとした旅気分。その晩は若手ボーカリストのJazzmeia Hornとのトリオでのライブ。昨年New Schoolを卒業したばかりの彼女。若いのに大御所シンガーのようなテクニックの持ち主。ピアニストはわたしの先輩、福岡出身の渡辺麻美子さん。本番前「あーん。緊張するー!」なんていってたのに舞台へ立てばすごい貫禄。パワフルな歌声です。お客さんも大喜びでした。 こちらはFirey Strings Companyというストリングスのバンドです。チェリスト兼リーダーのNioka WorkmanはReggie Workmanの娘さん。ハープとバイオリン、チェロ、ベースとドラムの面白いバンド。今回はブロンクスの中学校でのワークショップ。わたしたちよりブロンクスの中学生の方がパワフル。まるで動物園のようにわー!わー!きゃー!きゃー。身体の大きな黒人の先生が大声で怒鳴っても知らん顔。何人も態度が悪かったので退場させられる始末。さすがはブロンクスの中学校。思ったようにワークショップが進まずに演奏もちょこっとだけでちょっぴり欲求不満。ストリングスのエレガントなサウンドは中学生にはちょっと早すぎたかしら?とてもいいバンドでした。メキシコ出身のドラマーのカリーナとはバークリー同級生。再会したのはなんと8年ぶりですごく嬉しかった!NYの女性ミュージシャンも毎日がんばっていますよ! 2週間後はついにQueens Jazz OverGroundのジャズフェスです!今から楽しみです。UoU世界進出の瞬間をぜひ応援しにきてくださいね。