先日からしつこく宣伝していたUoUの初NY公演、Queens Jazz OverGraund Spring Jazz Festival先週末無事終わりました。残念ながらオリジナルメンバーは全員揃いませんでしたが、ピアノに百々徹さん、ドラムスは我らがアンソニー・リーが。はるばる日本からサックスの山田拓児がなんと3泊5日の強行スケジュールでNYへ来てくれました。 公演当日にマンハッタンのスタジオでリハーサル。一曲目の”Ofro Song”を弾いた瞬間、ビックリ。百々さんとアンソニーとのUoUはかなり個性的でユニークでした。かといってその個性が音楽を邪魔しているわけではなく、面白い具合に私たちの音と混じり合ってとても新鮮でこう来たか!と不意をうたれました。思わずみんなの顔から笑みが浮かぶほど。本番が楽しみだ。 リハも終わり、7トレインに乗って会場となるフラッシングタウンホールへ。その日は運悪く私たちが外に出るたびにザーッと雨に降られ、あーあ、せっかくなのに本番前にみんなびしょびしょだよ。。。と思っていました。途中横断歩道を渡るときにふと目をやると、こんな大きくてきれいな虹が出ていました!今日はいい日になるよって教えてくれているかのような瞬間でした。 そして会場に着くともうすでにほかのバンドが始まっていました。ベースのエドワード・ペレスという人のトリオです。凄くうまい。ドラムスはバークリーの同級生のエリック・ドゥーブ。バークリー時代にリサイタルでドラムを叩いてもらった彼に久々の再会。2階のホールの方ではギタリストのアマンダ・モナコグループでサックスのウェイン・エスコフェリとドラムスのビクター・ルイスが演奏していました。こっちも凄いなぁ、とのんびり感心している暇もなく自分たちの出番が!じゃーん。これが本番の写真。(写真撮影/岩切天平さん)いやー。本当に楽しかった。等身大の自分たちを大好きな仲間たちと思いっきり表現して、たくさんのお客さんやミュージシャン仲間たちからの大きなエネルギーと一体化する。気分は最高です。こういうときがわたしにとって生きてて良かったと思える瞬間です。お客さんからは一曲終わるごとに大きな拍手と「UoU!」と叫ぶおじさん、「曲がいい!」とか言ってもらえたり、大きな反響がありました。燃えすぎて5曲やるはずが最後に用意していた”Hanauta”が時間の関係でできなくなってしまったのは残念だったけど、いい時間でした。たくちゃん、大輔、百々さん、アンソニー素敵な時間を本当にありがとう。今後のUoUとしての活動はまだ未定ですが、また近々オリジナルメンバーとも日本ツアー回りたいな。 自分たちの出番が終わってからもほかのバンドを見に行ったり、ほかの出演者たちやミュージシャン友達とおしゃべりしたり、音楽でいっぱいの一日でした。 余韻に浸るひまもなく、来週は阿部大輔トリオでNYの素晴らしいジャズクラブの一つ、Jazz at Kitanoでの公演があります!5月8日木曜日。さて、また練習!練習!