ワシントンDCの想いで

二週間前にバークリー時代の同級生、素晴らしいマリンバ奏者の三村未佳ちゃんとDCジャズフェスティバルの一環でワシントンDCの日本大使館で演奏をしてきました。とっても楽しい一時ででした。未佳ちゃんの人柄が出た明るく、優しく、暖かく、楽しい音楽で楽しい仲間と一緒にいい演奏ができました。写真はリハの様子。 未佳ちゃんは遠くスタテンアイランドからクイーンズの我が家までリハに来てくれました。とてつもなく大きなマリンバを持ってくるわけにもいかないので、小さなグロッケンや子供の頃誰もが引いたことのある木琴を弾いてくれたのですが、あんなに小さな楽器であんな音を出すなんて!ってびっくり仰天でした。リハの最中は娘あかりもうろついていたのですが、あまりの格好よさと甘やかしてくれるギャップにノックアウトされたらしく、人見知りのはげしい性格なのにもう大好き、大好きで大変でした。本番はもっとすごくなることを確信して楽しみでした。予想通り、右から左へぴょんぴょん軽快に移動しながらあの大きな楽器を弾きこなしてみんなを圧倒させていました。 そこへゲストがなんとヴィブラフォンの超人ウォーレン・ウルフ。ウォーレンともバークリー時代からの友人で当時からうますぎて憧れの存在でした。今はクリスチャン・マクブライドやSF collectiveなどなどいろいろ引っ張りだこのスターです。ウォーレンとも久しぶりに演奏してすごく楽しかったし、あの湧き出る音楽にとてもインスパイアされました。 ギターのイグナシオは初共演だったのですが、アルゼンチンのスパイスが未佳ちゃんの音楽にピッタリ。パーカッションのカンくん。22歳で若いのに気持ちいい安定したグルーヴにカラーをうまい具合に入れてくれる、素晴らしいプレイヤーです。やさしい性格が音楽に表れているようでした。メンバーみんなバークリーを卒業したのですが、彼はなんとこれからバークリーに行くようです。わたしが言うのもなんですが、これからがもっと楽しみです。 ワシントンDCはニューヨークからアムトラックという列車で約4時間のところにある街です。もちろん、日帰りはしなかったので、初めてのワシントンだし、いい機会だからと実は家族みんなで行ってきました。 ギグの翌日はオフだったので観光へ。雨の予想がその日はきれいに晴れてくれて気持ちがいい1日でした。娘を連れて初めての旅。食べ物さえあげておけばおとなしい娘なので助かります。ワシントンDCはきれいな街でニューヨークと違ってゴミ一つ落ちていません。信号機も青から赤に変わるまでのカウントダウンが50秒くらいから変わって行くので心にゆとりが。ニューヨークのすぐ5,4,3,2,,,と焦せらされるのが普通の暮らしをしていたので不思議な気分でした。タクシーの運転手も優しかったです。ワシントンDCといえばホワイトハウス。オバマさんもう任期が終わってしまいますが、次のテナントは一体誰になることやら。わたしたちの生活にも大きく関わってくる大統領選に目が離せません。いつもどこでも母の足にまとわりついてくる甘えん坊さんですが、広い芝生を初めて歩いてのびのびとしていました。旅先で困るのが子供の食事。今回もどうしようか、悩んでいましたが、なんとかクリア。食いしん坊なので夜遅くレストランでもご飯が前に出されてあったら大人しくしててくれるので安心しました。ワシントンモニュメント。きれいでした。さて、目指すはあの有名なお方のもとへ。いました、リンカーン。この周辺にはいろんな戦争の記念碑があり、世界の平和について改めて考えさせられました。今回は時間がなくて少ししか観光できなかったのでまた機会があったら訪れたい素敵な街でした。旅はいいものですね。

2人と200人

先週までありがたいことに目が回るくらい忙しく、毎日子育てに音楽に没頭していました。私が出掛け、帰ってきたと思うと、大輔が出掛け。。。今週はゆっくりしているので気が抜けたのか、今日の午後は娘とお昼を食べ終わってから昼寝をして、気づいたら夕方の6時まで二人で熟睡。起きてからまたご飯の支度をしてお風呂に入って、また寝て。と、食っちゃ寝の1日でした。またにはいいか。 先週火曜日にニューアルバムのCDリリースコンサートがありました。たくさんの暖かい友達、お客さんに囲まれて胸が熱くなりました。皆さん、本当にありがとう!皆さんの愛を感じ、とてもいい時間を過ごせました。リーダーギグは久しぶりだったので少し緊張してしまいました。大輔との演奏はやはり楽しいです。 二人でのデュオコンサートの2日後はなんと240人(正確には何人かわからない)とのコンサートでした。写真は本番前パノラマにしても入りきらないほどの人数。まだ全員クワイアーも揃っていません。演目はヴェルディのレクイエム。ヴェルディが青年時代から敬愛していたイタリアの文豪マンゾーニを追悼する目的で作られたこの楽曲。有名なので第二楽章は皆さんもどこかで耳にしたことがあるかも。感情がこもっていていろいろな表情を持った曲です。この曲なんとおよそ1時間半もあるのです。私が演奏してきた曲の中では最長でした。あんなに長いと半端ない集中力がいるので、精神的にも鍛えられます。 先週のコンサートからわずか2週間ほどでこんな大作を仕上げないといけないだなんて。それに自分たちのCDリリースもあるし、他のギグもあるし、と心が折れそうでした。コンサートの時はすでに疲労がたまっていたのか、風邪気味でこんな時に限って滝のように鼻水が滴ってくるのでそっちも大変でした。椅子にタオルをセットしてベースに垂れる前にふく。休符が続いたら鼻をふく。鼻水が上唇まで垂れてきてもあと8小節まで耐えなければ!とか、そんな大事なタオルをうっかり落としてしまい、ベースがあるし、ステージが混み合ってるので手が届かない!その間も垂れてくる鼻水。うしろのクワイアーのお姉さんは親切にタオルを拾ってくれたのですが、鼻水でビショビショで気まずい空気が流れたり。あんな厳かでしーんと静まり返る空間でくしゃみが出そうになったり、咳き込みそうになったり。それが難しいフレーズを弾きながら起こっていたのです。大変でしょ?でもかあちゃんやりました!完走しました!(本当にそんな気分) 音楽も感動的でした。あの音の厚さ、美しさ、そして迫力。(リハの時は巨大なベースドラムがバコンバコンと目の前で鳴らされるのでその都度、心臓発作起こすかと思うほどの迫力でした)あの曲を書き上げるのにどれだけ大変だったんだろう。あの時代にこんな大作を作り上げるなんて。昔の人は恐ろしいくらいすごいですね。写真は我らがベースクルー。みんな凄腕で優しくて新入りの私は彼らにだいぶ鍛えてもらいました。 この一週間は2人でのコンサート200人とでのコンサートがありましたが、なんと表現したらいいか難しいのですが、どちらもなにも足りないということも、多すぎるということもないパーフェクトで素晴らしい音楽でした。デュオもオーケストラもどっちも楽しい!! いろんな種類の音楽が体感して楽しめる、なんて贅沢な街なんだろう。

修行の毎日

今月のコンサートの一発目が今日ありました。今月はコンチェルト(協奏曲)3曲。コンチェルトはシンフォニー(交響曲)とは違ってソリストを立てる演奏をしないといけないので今回もまたとても勉強になりました。写真はベートーベンのトリプルコンチェルトの様子。バイオリン、チェロ、ピアノと3人がソリストの優雅できれいで面白い曲です。仲間のベーシストからいろいろアドバイスをもらったり、マエストロからアドバイスをもらったり、プライベートレッスンで先生からいろんなことを教えてもらい、チェックしてもらい、日々新しいことを学んでいます。 写真は小さなお客さん。まさかコンサートに来てくれると思ってなかったので、本番に嬉しいサプライズ。大学構内を散策中。昨日も私のギグに来てくれたので2日連続でお母さんの演奏しているところを見ました。最近CDをかけろだの、キーボードを弾くだの真似っこするようになりました。将来はミュージシャンか?! ニューアルバム「ピュアソングス」好評発売中です。写真は今回のジャケットの写真を手がけてくれたかわいい甥っ子。日本にいる姉がこの一枚を送ってくれとても嬉しかったです。 地元のCD屋さんで自分が描いた絵を発見してご満悦。この絵は彼が5歳の時に私の誕生日にプレゼントしてくれた似顔絵です。優しい暖かい、そしてのびのびとした、私たちのお気に入りの絵でした。しばらく冷蔵庫に貼っていて今回のCDのコンセプトにぴったりだったのでジャケットに採用させてもらいました。素敵な絵をありがとう!日本にいるみなさんもぜひお近くのCD屋さんで探してみてくださいね。5/17はこちらニューヨーク、The Kitanoでレコ発コンサートをやる予定です。ミュージックチャージなしの日なのでぜひぜひお気軽に遊びに来てください。詳細はまた後ほど。日本でもレコ発コンサート企画しようと思っているのでお楽しみに。

ニューアルバム「ピュアソングス」予約受付開始!

みなさん、大変お待たせ致しました。発売まで時間はかかってしまったのですが、阿部大輔とのニューアルバム「ピュアソングス」が4/14に発売になります。予約受付も開始されました。下のリンク先から予約もして頂けますし、全国のCDショップでもご予約できます。ぜひぜひ聴いてみてください。AmazonTower RecordsHMVTSUTAYAプロモーションビデオも見てみてね。私たちの気持ちがみなさんのところへ届きますように。もしよかったらシェアなどもよろしくお願いします^ ^

ドボルザークとマエストロとジャズ

先月、無事にベートーベンとシューマンのピアノコンチェルトのコンサートを終え、今月はドボルザークの交響曲七番、スラヴ舞曲、序曲「我が家」に出会い、先週こちらのコンサートも終えました。前回は生徒さんが指揮をしていたのですが、今回からはクイーンズカレッジの講師でもあるマエストロ、モーリス・ペレスが指揮をしました。マエストロはレナード・バーンスタインのお弟子さんで、あの小澤征爾さんと兄弟弟子だったとか。もう85歳になるのに彼の指揮はもの凄くて、辛口でよく怒られたりもするけど、マエストロの音楽性を感じられるすごく貴重な体験でした。あの音楽に対する情熱は素晴らしいです。今月のドボルザークの楽曲はどれもみんな美しく、深く、聴いていて涙が出るくらい心の奥底を震わせてくれるものでした。私がいつも演奏している曲たちとは違って、クラシックのほとんどの楽曲は「交響曲第◯番」とか題名がないもの(それが題名なのだけれど)が多いけれど、題名が明確にわからない分、いろんな想像ができていろんな情景が浮かんできます。まるで映画を観るか、本を読むかの違いみたいですね。そんなドボルザークの楽曲のニュアンスをしっかりと捉えてオーケストラに伝えるマエストロ。聴きながら、弾きながら、音楽にうっとりしてしまいます。そんなマエストロをいつも遠くから見つめているだけではなく、直接お話しを聞いてみたい!と思っていつも生徒に囲まれている彼を見ていつもタイミングを逃す私。休憩時間になるたびにそわそわしていました。そんな中、リハが終わり忘れ物を取りに行こうとホールへ戻ったら、生徒に肩を担がれながら出てきたマエストロにバッタリ。慌てて何を伝えようか迷ったけど、出てきた言葉が、「いつもありがとうございます。いつもとても勉強になっています。」そうしたらいつも大きな声で怒っているようなマエストロが、まるで孫を見つめるおじいさんのような眼差しで顔をしわくちゃにして微笑んで私の肩に大きな手をかけてくれました。 そんな85歳になる巨匠が、「次のセメスターではベートーベンの第9をやることになった。この歳になると生きていくための目標が必要になってくる。神様が私に新たな目標をくれた!」と、オーケストラの前で話していた。私もぜひ彼の指揮の元、この世の大作演奏してみたい! ところで今月はWomen’s history monthらしく、ジャズ界も女性を集めたバンドで結構演奏しています。私もオーケストラに参加する傍ら、ジャズをやったり今月はバタバタとしていました。オーケストラで鍛えられたのか、前より集中力がついてドッシリと構えられるようになってきたような気がします。NYも女性ミュージシャンたくさんいますね。みなさん頑張っています。 後、以前お知らせした、The OKB TrioのOこと、ピアニストのオスカー・ペレスのアルバムが発売されました。日本発上陸です。姉が地元のイオンモールで見つけた!って言っていたのでみなさんの近所にも売っているかも。 大好きなオスカーのピアノが日本の皆さんに聴いてもらえるチャンスができて嬉しいです。とても素晴らしいアルバムで聴きどころ満載です。特にオススメなのが日本盤限定ボーナストラック。なんと私が参加しています!ぜひぜひ聴いてみてください。では、また。

新たな挑戦

今年に入って素晴らしい出会いがありました。こんな素晴らしいものになんで今まで気づかなかったんだろう。一緒に時間を過ごせば過ごすほど、もっと知りたくなり、好きになる。思い出すだけで、はぁ〜っとため息が出て、胸が熱くなる。そして時にはキューっと胸が締め付けられるような感覚になる。こんな感覚はすごく久しぶりです。 実は今月からクラシックを習い始めました。先生につくのはバークリー卒業以来10年ぶりです。そしてひょんなことからなんとクイーンズカレッジのオーケストラに参加することになり、毎週2回のリハーサルが始まりました。 恥ずかしながら今までジャズやポップス、R&Bばかり聴いていて、ちゃんと聞いてもいないのにクラシックは難しい音楽だと決めつけていました。ところが、冒頭でも書きましたが、私の心を大きく揺さぶる素晴らしい音楽に久しぶりに出会えて毎日ドキドキしています。 人生初のベートーベン。譜面をもらい、ビックリ!なんと15ページも!クラシックをやっっている人からしたら当たり前で笑われてしまいそうですが、私は曲を覚えて譜面なしで演奏をしてきたジャズミュージシャン。譜面台を置くことすらダサいなんて思ってたし、譜面があったとしても4ページもあったらどうやってページめくるのよ!ってブツクサ文句も言いたくなる世界にいる身からしたら15ページもある譜面が何かの間違いなんじゃないかと思ってしまいました。しかも一曲に何楽章もあるから長い。30分くらい。そんな、なんのクラシックの知識もない人間がオーケストラにいきなり入ったので右も左も分からない留学生みたいな感じでした。 最初に先生からオーケストラのお誘いを受けたときに私にできるか不安で、音符で埋めつくされた真っ黒なページを見たときは正直無理だと思いました。譜読みも得意な方ではないし。でも先生が、「ここはゆっくりだから大丈夫、できるよ。これやってたら絶対もっともっと上手くなりますよ。」というコメントに背中を押され新たな世界に挑戦が始まったというわけです。(真っ黒なページは先生の言うとおり確かにゆっくりだったのですが、他のなんてことなさそうなページがかなり難しかった。) オーケストラのベースと今までやってきたジャズのベースは全く違うアプローチなので学ぶことがかなり多いです。毎回リハーサル、レッスンを終えて帰ると目がキリッとして人相まで変わっているらしいです(笑)しかもこのリハはもちろんリハというからには本番があるわけで、毎月2回ものハイペースでコンサートがあるみたいなのでかなり鍛えられています。今月はベートーベンの交響曲第4番とシューマンのピアノコンチェルトとトルコの現代音楽の3曲。どの曲もいろんな表情があって優しくて時には楽しく、美しく、暖かい。遠い昔から今もずっと愛されている理由がやっとわかりました。毎月曲目が変わるので新しい曲に出会えるのが楽しみです。聴くのもいいのですが、オーケストラで弾くとまたこれが鳥肌が立つくらい素晴らしいのです。 レッスンでは初心に戻り、スケールから。今まで気にもなってなかったクセを治し、ゆっくりと一つ一つの音を大事にするということを学んでいます。 練習に夢中になりすぎて、「は!ご飯作らないと!」なんてこともしばしばですが、これからも頑張っていこうと思います。

大雪2016

今年もこのシーズンが来ました。前回のブログでは今年は暖冬だなんて言っていたけど、1月23日NYにブリザードがやってきました。前日の夜中から粉雪がフワフワ舞い始め、明日窓の外を覗いたら白銀の世界〜なんてのんきにワクワクしていたら。本当に真っ白。白銀の世界と言うより、童話の中の猛吹雪という感じ。朝の時点で雪が窓に押し寄せていてこれが丸々1日降るんじゃかなり積もるなと、不謹慎にも少しだけワクワクしていました。予報通り本当に夜までこの調子で降り続きました。 朝起きたら、きれいな青空。積雪量は観測史上2番目になるほどで60cmくらいは積もったのかな?いつも大雪の時は何回も通りがかる除雪車もなぜか一度も来ず、うちの前の通りはブリザードが通ったそのままの状態でした。大家さんが雪かきをしてくれたので歩道は確保されていたものの、こんな状態。自分たちの背丈ほどの雪の壁。 1歳の娘もびっくり仰天。きっときゃっきゃと喜ぶだろうと思っていたのに、雪の上に下ろすと怖がって泣きべそ。坂の上だからか、除雪車に見捨てられたからか、近所見てもうちがどこの道より雪が深かった。まるでスキー場。車持ってなくってよかった。メキシカンレストランの前で遭遇したラテン系雪だるま。目はライム。レストラン業界の打撃も相当だろうと思うけど、この余裕の笑み。なんて、今はこんな余裕で雪を楽しんでいますが、ブリザードに圧倒されて自分はベーシストだってことを忘れてました!こんな中ベースとアンプ持って歩くなんて!ひぇー! ここで前回のUoU日本ツアーの動画公開!サックスの山田拓児、ギターの阿部大輔、ドラムスの二本松義史との4人編成のUoUでのライブ映像です。見てみて下さい。山田拓児と二本松義史によるイントロから始まる”Hanabi”春に発売予定の阿部大輔とのPure Songsにも収録されている “赤とんぼ”拓ちゃんのシンセイントロが新しい”Take the 7 Train”ではまた!

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。2016年スタートしましたね!みなさんはどんなお正月をお過ごしですか?NYの冬はまだ雪も降らず例年より暖かく、クリスマスなんて半袖で過ごせるほどの陽気でした。今回のクリスマスは以前から挑戦してみたかった鶏の丸焼きに挑戦!焼きあがっていく鶏をオーブンで覗くのってワクワクしますね。これで雪でもちらついてくれたらバッチリクリスマスムードだったのに。美味しそうに焼けた鶏も一瞬にして完食。年始は今年も御節を作ったのですがもうすでに完食。家族3人なのにすごい食欲。冷蔵庫の中身がなくなるのが早くて大変です。 報告遅れてしまいましたが、 昨年の秋のUoUツアーはおかげさまで大成功でした。たくさんの友人、ファンの皆さん応援ありがとうございました!初めてのNHKでの公開収録ではとても緊張しましたが、すごくいい経験になりました。UoU結成して今年で8年目なのですが、やはりバンドで演奏できるって楽しいですね。メンバーもおじちゃん、おばちゃんになり?音にも個性が出てきて楽しいです。これからも皆さんに元気を届けられるよう頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします!

娘のあかりは昨年の10月で1歳になりました。あっという間です。まだまだ母には離れられない甘えん坊です。つきたてのお餅のようなホッペにいつも癒されます。写真は初めてシャボン玉を見て釘付けの様子。 文科系なのか、こうやってシャボン玉を眺めたり、公園で遊びまわるより小枝を拾い集めたり、動物を眺めるのが好きな娘。最近ヨチヨチ歩き始めました。1日一歩ずつ着実に歩数を増やす姿にわたしもがんばらないと!と思わせてくれます。一緒にケラケラ笑いあえるようにもなって我が家も賑やかになってきました。 今年も6日のQueens Jazz Overground Jamを皮切りに、阿部大輔との新作の発売も間近だし(報告遅れてしまいましたが、前回のブログでお知らせした”Pure Songs”の発売日は今年3月に延期になりました)、The OKB Trioのミックスも着々と進んでいるし、楽しいことがたくさんありそうです。また詳細をアップデートしていくのでお楽しみに。今年もどうぞよろしくお願いします。

ニューアルバムと夢のスティービー

荷造りをして明日いよいよ日本へ出発です!なんといっても赤ちゃんと初めての飛行機なのでドキドキです。NY生まれの娘は9ヶ月にして初めて父と母の母国へ。不思議な気分です。家族にも初めて会わせてあげられます。とっても楽しみで遠足の前日のような気分です。 ところで今日はちょっとしたお知らせがあります。先日お知らせした阿部大輔との初の夫婦デュオアルバムが「Pure Songs」が完成しました!ここ数年一番一緒に演奏している大輔とはいつか一緒にデュオアルバムを製作したかったので実現できて嬉しいです。今回はあえて多重録音、録りなおし等なしのギターとベースのみのシンプルでありのままの作品に挑戦しました。大輔のアコースティックギター、ナイロン弦ギターも必聴です!みなさんに新しい作品を聴いてもらえるのが楽しみです。今回のジャケットを初公開。かわいい4歳の甥っ子が誕生日に描いてくれた私たちの似顔絵です。私の方が若干巨体で迫力ありますが、恐妻を表しているわけではありませんよ!きっと。私たちのお気に入りのイラストをジャケットにしました。ここでお知らせなのですが、 最近1年に一回できるかできないかの日本ツアーがちょうど来月あるのでなんと日本にいるみなさんに特別に先行発売を予定していますのでお楽しみに!UoU ツアー日程9/14 Motion Blue YOKOHAMA9/18 吉祥寺 SOMETIME9/23 御茶ノ水 NARU9/24 NHK FM セッション2015 公開収録 話は変わって、先週セントラルパークのサマーステージで行われたなんとあのスティービーワンダーのサプライズコンサートにいってきました!朝何気なくFacebookをあけてみたらスティービーワンダーのバンドメンバーのバークリー時代の友人ギタリストが今日セントラルパークでコンサートします、来てね、みたいなポストがあってインターネットで検索してみてもなにも出て来ず。やっぱり。 でも子供の頃からの大大大ファンの私はこんなところでは引き下がれずにうちから電車で数十分のところにもしスティービーがいたら。。。と妄想し大興奮!数時間したら情報が少しづつ漏れてきてやっぱり本当だったことを知り更に興奮!!またしばらくしたらチケット発売され始めたので購入にチャレンジ。しかし何度やってもプロモコードが必要ですと出てきたり、売り切れと出てきたりでがっかり。話によるとチケットはものの30秒で完売したようです。そうね、ここは情報の行き交う大都会ニューヨーク。一度でいいから生でスティービーの声を聴きたい!!というのが私の「一生のうちにしておきたいリスト」の中のひとつだったので、外からでもいいからスティービーの声が聴きたい!と駄々をこねてセントラルパークへ行ってみました。私のようなニューヨーカーがもうすでに会場の裏の原っぱにいっぱい。待つこと1時間。。。 しばらく姿が見えなかった一緒に来ていた友人の一人から電話でなんと先着200人が追加で中に入れるって!!急いで入り口付近に移動して並んでいるとスティービーの声が!!ああ、そこにいる!本当にいる!!中に入れますようにと祈りながら列が徐々に進んでいき、なんと入れることに!! コンサート舞台が見えてスティービーが見えた瞬間、目に涙がたまってきて思わず、わーわーきゃーきゃー言いながら飛び跳ねてしまいました。野外コンサートのいいところは子連れオッケーなところ。サマーステージではいつもベビーがいっぱいです。もちろん我が娘アベビーも参加しました。母のいつもと違う様子に娘も大興奮!ニコニコきゃーきゃーわけもわからなく母のノリに合わせてくれていました。生後9ヶ月でこんな音楽聴いて贅沢な奴。 どれもファンが大好きな曲。最高でした。本当に。失神するかと思った。今回のコンサートは秋のツアーのプロモーションだったようです。スティービーと同じ舞台に立っている友人ギタリストもかっこよかったです! 書き忘れちゃったけど、これ無料のイベント。本当、最高でしょ?夏をエンジョイしています。明日は日本へ出発です!みなさんに会えるの楽しみにしています!

UoU

早いものでもう8月になってしまいましたね。NYの夏も先週は蒸し暑くてベトベトでした。日本にいる母の話によると日本は更に暑いみたいですね!でも久々の一時帰国楽しみにしています。 一つ追加の告知があります。先日情報公開になりました。9/24にUoUのNHK-FM セッション2015の公開収録があります。放送は11/15午後10:30より。初めての公開収録、ドキドキします。ご応募はこちらからよろしくお願いします。https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0263549/UoU山田拓児(as,ss,bcl,keys), 阿部大輔(gt), 津川久里子(bass), 二本松義史(dr)ピアノの小森陽子はお休みです。今回のツアースケジュールです。9/14 Motion Blue YOKOHAMA9/18 吉祥寺 SOMETIME9/23 御茶ノ水 NARUもうツアーまで秒読みです。待ち遠しいです。みなさんぜひぜひ更にパワーアップしたUoUを聴きにきてください。 先週末はUoUでこちらNYのジャズフェスティバルに出演してきました。会場はなんと毎週末私達家族が買い出しに行っているファーマーズマーケットの公園。いつもノーメイクでボサボサヘア、ヘロヘロなTシャツを着て赤子を抱っこして野菜を仕入れに行っているあの場所でまさか演奏することになるとは!ここ数年顔を合わしている八百屋さんたちもわたしたちがミュージシャンっていうことすら知らなかったので向こうもビックリしていた様子でした。昨年はレギュラーメンバー山田拓児が日本から駆けつけてくれたのですが、今回は急遽UoU Special Editionと題して、サックスに石崎忍さん、ピアノに百々徹さん、ドラムに高橋慎之介さんという強力で素晴らしい先輩方を迎えて演奏してきました。音響さんがラテン系のおじさんだったのでまるでヒップホップかスムースジャズが始まるのか?と突っ込みたくなるような音質と爆音にふふっと含み笑いをしてしまいました。(でも案外悪くなかった)下は英語のMC中の大輔。今回初共演でした、サックスの石崎さんと昨年に引き続きNY公演に参加して下さった百々さん。久々に共演ができてうれしかったドラマーの慎之介さん。日曜の午後のんびりしているご近所さんたちに爆音でUoUの音楽を届けてきました。メンバーのみなさんの演奏もカッコよくってバッチリで思いっきり好きな音楽を演奏できて最高でした。自分の住んでいる地域に貢献できて(できたのか?)よかったです。ありがたいことに昨年に引き続きこのバンドNYのジャズフェスに呼んでもらえました。これからもどんどんいろんなところに進出できるようがんばります!