The Walker’s

ジャズを中心とした音楽情報マガジン“The Walker’s”。ジャズファンのみなさんの中でもご存知の方もいらっしゃると思います。FacebookやTwitterではもうお伝えしましたが、実は今月号の表紙はなんと!わたしなんです!!以前もThe Walker’sではUoUのCDの記事やわたしのことを紹介していただきました。新旧を問わずジャズの魅力がたーくさん詰まっていて、「巻頭インタビュー」「ジャズ・スーパー列伝」「ジャズ新譜紹介」「インタビュー」「ライヴ・レポート」「ベースマン列伝」などなど、とても内容の濃い音楽好きの心をくすぐる素晴らしい音楽情報雑誌です。わたしも新譜のレビューコーナーで新作をチェックしたり、インタビューやNYの話などとても楽しく読んでいます!今回そんな「ジャズの魂を揺さぶるマガジンThe Walker’s」の表紙を飾らせてもらえて光栄です。みんなこれを機にぜひぜひ”The Walker’s”を通じて音楽の魅力にどっぷり浸りましょう。ご購入はこちらから!The Walker’s(ザ・ウォーカーズ)みんな今月号は特に永久保存版だよ!!ぜひぜひ読んで下さいね。

初夏

5月後半。数ヶ月ハリケーンに耐え、厳しい冬の寒さで枯れ果てて見えた木もこんなにモサモサになるんだってくらい葉っぱをつけてニューヨークは緑でいっぱいで良い季節です。私は楽しい夏が始まる手前のちょうどこの時期が大好き!月曜日が週末よりも好きだし、飛行機に乗る前の日、子供の頃は遠足の前の日なんかわくわくしたのを覚えています。なにかが始まる前のひとときってわくわくするのに集中力も湧くし、クリエイティブにもなれる気がします。なのでここのところずっと頭がすっきりして練習がはかどるんです。私は器用な方ではないので結構時間をかけないといろいろ身に付きません。そのうえ集中力を持続させるのも一苦労です。そんな自分のパーソナリティに気付かずにバークリー時代は今日は練習室に○時間こもって練習したぞ!ってそれだけで達成感を得てしまっていました。でもそれでは時間がもったいないんですよね。ここ数年は何を得たかが重要なんだということに気付いて練習しています。先ほども書いたように私は器用な方ではない上にせっかちな性格なので、”Cherokee”っていう曲をを超早く弾けるようになるんだって決めたらメトロノームを最初からすごく早くセットして、できなくて、何回やってもできなくてへこむというパターンや、早い曲でソロ、弓でクラシックなどなど。なんでこんなにやってもできないんだろう、私って。。。みたいにがっかりして練習を終えることも多かったです。おまけに間違えたことを繰り返すので間違えを覚えてしまい、くせになりという悪循環。その悪循環から抜け出せたきっかけが夫ギタリストの一言。「無理しないでもっとゆっくり(またはシンプルに)から練習してできるようになったら、ちょっとずつ早く(または難しく)していきなよ。できない!って練習を終えないで、できるようになって練習を終える。そのほうが自分に自信がついて気分もいいよ」と。私より数倍不器用の彼が言うんだったら!それから毎日メトロノームの目盛りを1づつ早め、音もひとつづつ増やしていきました。難しいフレーズは4小節づつできるようになるまで。まるで忍者の修行みたい。小さくても確実に一歩一歩進むように心がけています。その練習法を始めてからおよそ3年。気付いたらできるようになったことがすごーく増えていました。なんだ私にもできるんだって自信もついてきました。以前より不思議なゆとりというか、余裕も感じます。ゆっくり一歩一歩。毎日少しずつ。ちょっとずつ。音楽の練習に限らず、もしかしたら何に対してでもそうなのかもしれませんね。せっかちでカリカリしてるわたしがこんなコツコツ進めるようになったのもドスンドスンとのんびりでもしっかり地面を踏んであるいているゾウのような性格のパートナーの御陰ですね。なんて夫婦の話は置いといて。。。最近の写真です。毎日相変わらず好きなミュージシャンたちと演奏が出来てたのしー。あったかくなって仕事も増えてきたのでありがたいです。ここからは食いしん坊日記。相変わらずチャンスがあれば近所のおいしいレストラン探ししてます。うちの近所は異国のにおいがただよう不思議な空間。ファンシーなレストランなんて一件もないけど安くておいしくって本物っぽくてお店に入ると海外旅行に来た錯覚が起きます。上はメキシカン料理。タコス。でかくて安い。もちろんおいしかった!一つ$2.50くらいだったかな?ひとつだけ食べて帰るのは悪かったので2つ頼んでみたらお腹が破裂するかと思った。これは駅前のインディアン料理。前回も紹介したお店とは違うお店。まだまだ未開のインディアンレストランは山ほどあるの!ここもおいしかった。食べ放題にナンもついてくるのに安かった!カレーも最高だし、わたしはタンドリーチキンが好きでした。みなさんもぜひぜひニューヨークへお越しの際はうちの近所の異国に足を運んでみて下さい。

ベースとわたし

今日はわたしとわたしの相棒(ベース)の話。わたしとこのベースとの出会いはもうすぐで11年前でしょうか。ウッドベースを飛行機で運ぶ料金もバカにならなくて、高校卒業してやっとの思いで手に入れたベースを日本に置いて11年前スーツケース一つとエレベを背負ってボストンにやってきました。奨学金はもらえても学費は高いし、暮らしいくのもボストンってお金がかかるんですよね。当時は学校に行くことだけで頭がいっぱいだったので学校には数年しかいないんだから!って学校が始まる前に近所の楽器屋さんに早速行って一番安いベースを探しました。もちろんそのお店には良い楽器がばーっと並んでいるので欲しい!!という気持ちを押し込めていた記憶があります。見つけたのは中国産のプライウッド。ベニヤっていうのでしょうか。新しくてピカピカしていました。他のベースよりバイオリンに近い形でくびれてていいなと思いました。もちろん一番安いし。で、そのベースを月々レンタルさせてもらっていました。その後、楽器屋さんの計らいでそのベースの月々のレンタル料を積み立てとして、差額分払ってくれたら君のものにしてもいいよ、(もちろんずいぶん弾いていたので返されても。。。ということもあると思いますが)といわれ今日こうして一緒にいます。まさか自分もベースも11年も一緒に生きていくなんて当時は思ってもいなかったでしょう。それがわたしとこのベースとの出会いです。でも卒業してから8年。アメリカで活動していくことを決め、これを仕事にしはじめてからこの楽器を使っているのがだんだんコンプレックスにも感じるようになりました。ただでさえこんなひょろい子がギグに現れて初めて共演する人なんて「大丈夫なのかな?」って見てくるのに、ベースを楽器ケースから出したら「オーノー」って思われてるんじゃないかっていつも思っていました。音は悪くないんだけど。もちろん演奏したら「おーいえー!」って言わせられるんだけどね。みんな百何十万のいい楽器を使っているのに。。。収入も安定しないので楽器に投資する勇気もないままこんな気持ちを抱え続けてきました。そんなある日!乾燥した気候にわたしの日々の不注意、地下鉄のドアにゴン!ゲートにゴン!ここです。ボディの下の方。ぱっかり。A弦を弾くと酷いノイズが私の体を伝って聞こえてきます。こんなことよくあることなのかもしれないけど、ショックでした。何にショックだったかってベースの悲鳴。「こんな私だけどがんばってるよ、もっと大事にしてよ」って言っているようでした。運悪くその次の日はレコーディングだったので、大急ぎでリペア先に電話をしました。でも運良く先日友人の紹介でロン・カーターやラリー・グラナディアなども御用たちの元ベーシストリペアマンに出会ってその人が忙しい中修理を引き受けてくれました。リハとギグの合間にベースとともに彼の元へ診察へ。もちろん写真の箇所以外にも問題点が見つかり、その後ベースを入院させ身一つで地下鉄に乗ったらなんかとってもさみしくって。たった一晩なのに家にあの大きなのがいないと空っぽな感じでした。次の日ベースを引き取りに行きました。弾いてみるとまるで生まれ変わったようで全身を一生懸命ふるわせて音をならしているベースと再会しました。直してくれたリペアマンのベースへの愛というのがこの仕事ぶりを見て伝わってきました。このことをきっかけにいろいろ考えさせられました。もし自分が百何十万のベースを持っていても同じような扱いをしたかもしれない。どんな価値のある楽器でもない楽器でもお客さんに自分を魅せるのに手伝ってくれるのには変わりないんだ。どんな楽器でも私を価値のあるものにしてくれる。2、3週間日本ツアーで留守しているとしばらくはなんだかふてくされてるように扱いにくくなったりするベースなんですが、2人3脚でがんばってきた相棒をもっと大切にしないと!と思いました。学生の練習用のベースにしてはもう弾きすぎてかガタガタで来年にはボロっと崩れるかもしれないよともいわれました。わたしもどんどん自分が欲しくなっている音を追求しているからいつかは手放すことになるけど、その時が来るまで大切にするからね。いつかいい楽器弾いてみたいな。みんなも自分の楽器を大切にね。おまけ。先日のラジオレコーディングの様子です。興味のある方はぜひ聞いてみて下さい。http://wfmu.org/playlists/shows/49941なぜだかバンド名は”The Happy New Years”ちょっと売れなそう。。。?ではまたね。

DownBeatマガジン最新号(april2013)

やったー!アメリカのDownBeatマガジン最新号(april2013)にUoUの『Take the 7 Train』のレビューが掲載されました。Downbeat誌にレビューを載せてもらうということ自体がこの世界では光栄なことでどんなCDでも載せてくれるっていうわけではないので載ったというだけで実はすごいことなのだそうです。今月号はジャズ界日本人代表の上原ひろみさん。バークリーの先輩でDownBeat誌の表紙を日本人が飾るっていうのは数十年ぶりの快挙とか。そんなうれしい4月号です。下がUoUのレビューです。一般的にアメリカ誌のレビューコーナーは厳しいです。大御所の新作のアルバムにも☆2つとか平気でしちゃう上に、Tippin’ Recordsの社長から「おめでとう。でも今回レビュー書いてくれる批評家はちょっと変な人でかなりネガティブに叩かれるかもしれないよ。」と。心配してたけど好印象なようでよかったです。欲を言えば☆もっと欲しかったけど。(☆3つなんてつまんなーい!)世界のラジオでも7Trainがんがんかかっています。ミルウォーキーのラジオ局で先週流れたjazzのトップ10に入ったり。アルトサックス奏者のグレッグ・オズビーからは「UoU!!! 日本人の格好したら仲間に入れてもらえる?Let’s Play!」なんてうれしいメッセージをもらったり。日本全国のみなさま、NYの友達もいつもあたたかい応援本当にありがとうございます。我々だけの力ではここまで来れなかっただろうと思います。でもまだまだこれから!これからが始まりです。もっともっといい音楽作って世界中に感動を届けられるようにがんばります!!こんないいことばかりでいろいろ順調に見えるかもしれませんが、ミュージシャン人生って全く安定していないのでここ数ヶ月ちょこっと悩んだり、心配したりもしていました。冬場は仕事も減ることも多いので私たちにはあまり良い季節ではないのかもしれません。わたしも先月なんて7つも仕事がキャンセルになるわ、レギュラーの仕事も急に減るわ。またか、またかといろいろ起こるし、まるで試されているかの様で油断をしたらすぐ凹んでしまいそうな感じでした。そこで、2013年の私はこんな時こそ心のゆとりが大切だ!と気付いてそのためには体から心を綺麗に健康になろうと気付きました。確かに具合が悪いとゆとりが生まれないから他人にも優しく出来ないし、ベストな演奏もできない。夏から化学調味料を一切使わない/主に新鮮な地元の野菜を使った食事をするように心がけて、10月からランニングをちょっとづつ始めてからすごく体の具合がいいんです。前回のブログにもちらっと書いたけど、走ると頭がすっきりして集中力も上がるから練習にもっと気合いが入るし。仕事が減ってしまって節約モードだったけど、私たち夫婦は運がいいのでしょう。あるテレビ局でやっていた健康コーナーの懸賞に応募したらジムの1日パスを3枚当ててしまい、素晴らしいトレーナーの元で計4時間もマンツーマンでトレーニングを指導を受けて体の勉強をしてきました。その後ヨガのクラスを受け、プールにジャグジー、飽きたらランニングマシーンなんて気付いたら5時間もジムにいたなんてこともしていました!運動するっていいですね。ごはんももっとおいしいし、あの筋肉痛が心地いいし、よく眠れるから翌朝爽快です。こんな風に心も汗で洗い流して、いつでも元気に頑張っています!余談ですが、この前とったヨガのクラスで先生がゆったりとしたインドの音楽を流しながらヨガをしていてクラスを終えた私の頭はすっかり「カレー。カレー。カレー。」と洗脳されてしまいました。うちの最寄り駅の反対側はインド街。Grouponでなんと一人$8のインドのコース料理を堪能しました。この写真は一人分のアントレー。前菜にでっかいサモサやなんか他の説明できないチーズっぽいおいしいクレープのようなもの、デザートなどお腹がはちきれそうなほど食べちゃった。気付いたら全部野菜のみのメニューだったけど大満足。おいしかったよー。盛りつけがちょっと雑だけど、これは私が作ったカレー。ヨーグルトに鶏肉つけて、カレー粉から作りました。玉ねぎトマトたっぷり栄養満点カレー。カレーのスパイスって体にとてもいいらしいですね。カレー大好き。最近レギュラーギグのまかないがカットされてしまったので、はらぺこで家に帰ってからすぐご飯食べられるように作り置きができるメニューを研究中。外で使ってきたパワーをたっぷり充電できるあったかくって居心地の良い家庭作り。スーパー妻ベーシストになれるように毎日修行中です。

UoUセカンドアルバム"Take the 7 Train"

ひゃー。NYは寒ーいです!ただいまの気温は太陽見えてるのに−11℃。冷蔵庫のもの全部外に出しても大丈夫そうなくらい冷えてます。数ヶ月前からランニングを始めました!ミュージシャンは体が資本!最近は5km、6kmくらい走っちゃいます。2,3駅くらい走っちゃってます。でも今日は寒すぎて行けなそうです。走リ始めて今まで十数年悩んでいた座骨神経痛もあれっ?っていうくらいなくなったし、頭はすっきりクリアになって演奏中の集中力も高まった気がします。汗をかくことって大切なんだなって実感しています。ところで、UoUのセカンドアルバム”Take the 7 Train”が昨日1月22日に発売となりました!!昨年11月の先行発売ツアーではたくさんのお客さんにお買い上げいただき、もう楽しんでくれている方も多いと思います。まだもってなーい!ほしー!って方がいたらぜひぜひ聞いてみて下さい。UoUのオフィシャルホームページからどうぞ。全米のラジオでもじゃんじゃんCD流れ始めました!ありがたいです。みなさん、いつも暖かい応援本当にありがとうございます。UoUの愛が世界中に広がりますように!今月のスケジュールです。NYでも元気いっぱい頑張っています!CDも持ち歩く予定なのでNYのみなさん気軽に声かけて下さいね。今ならサインとハグ付き!なーんて。Kuriko Tsugawaオフィシャルホームページからどうぞ。

日本ツアーレポート最終回「静岡・富里十周年記念式典編」

その後はまた静岡に戻り、今回は初めて静岡市にあるLIFE TIMEでライブでした!ツアーで3人でのライブはここが初めでした。いつも3人で演奏している時は音量を押さえなくてはいけないシチュエーションが多いのですが、このとき久しぶりに大音量でバコーン!って演奏できて気持ちがよかったです。演奏内容もいつもよりワイルドでいろいろなことが起こるので楽しくってゾクゾクしました。写真はLIFE TIMEのある浮月楼の庭園にてアンソニーと。歴史を感じる素晴らしいお庭でした。こういう風景を見るとほっとします。日本人に生まれてよかったなー。その後はお茶の水のNARU!3人で来る前一週間前にUoUで演奏させてもらってまたNARUで演奏できて、本当にありがたいです。渋滞にハマってしまい到着に予定より遅れてしまうハプニングはあったけど、この晩もたくさんのお客さんに囲まれて昔の大輔の曲なんかもやったりしました。この3人でのライブではなんとセットリストというものがありません。本番なのに次に何の曲が始まるかはリーダーのひらめき次第。何が始まるんだろう、どこにいくんだろうってワクワクしました。「次の曲はデビューアルバムから’Machine’です。」と大輔。「”マシーン”か!なつかしー!」とのハードコア大輔ファンの声も聞こえてきました!うふふ。NARUでのライブが無事終わって次の日は入りが早かったのでそのライブ後に直接私の実家の千葉県へ移動。眠たかったー。翌日はメインイベント。私が今回帰国したのは実はこのためでした。大変お世話になった母校のある富里市の市制施行十周年記念式典でなんと講演会と演奏をしてきました!!こんな感じです。演奏は慣れてるし、MCもよくしてるけど講演会というと話は別。20分間人に話を届けるというのは本当に大変で難しいことですね。お話をいただいた1年前からノートにメモを取り始め、数ヶ月は何度も原稿を書き直してはしゃべる練習。テレビで大統領の演説やアナウンサーを研究したり。みんなテレビに出てる人たちはすらすら簡単そうにしているのに裏では相当努力したのではないかと思います。 実はこんなわたしですが、人に思いや自分の考えを伝えるのがけっこう好きなことに気がつきました。子供の頃なんか恥ずかしがりやだったからみんなの前で発表する時は緊張しちゃってたけど、よく新聞を書いたり、友達や先生と語り合ったりしていました。最近はいつも人前にでる機会ばかりですが、今回の話を頂いて自分が長い間したかったことの一つが実現できました。これからも機会があればこんなことももっとできるようになれればなんて思っています。わたしの講演の内容は「富里から始まった夢」。母校富里高校でジャズに出会わなければ今の自分はいません。音楽に触れて楽しい毎日から夢を見つけられました。そして今NYでミュージシャンとしてやっていけているのは富里高校の御陰です。そんなお世話になった富里市からお呼びいただけてとっても光栄でした。本当にありがとうございました。講演会を終えてさらにがんばらなきゃ!!って強く思うことができました。写真はリハの模様。ジャズバンド部の後輩たちもがんばっています!!実力もかなり上がって私たちがいた時よりもすごいかも!びっくりしました。みんなとってもいい子たち。3人での演奏模様。私ができる唯一の「音楽」という十周年記念のプレゼント。高校生の頃に上がった舞台にこんな形でまた戻って来れたなんて!高校生たちと共演しました!おねーさん負けそうなくらいバンドが上手でした。という感じで長らくツアーの模様をお伝えしてきました。みなさんの御陰で本当に素晴らしいツアーを実現することが出来ました。お客さんや応援して下さるファンのみなさまがいなければこの楽しさも半減してしまったと思います。暖かいみなさまに囲まれ応援していただき本当に私は恵まれているなと実感しました。ツアーに携わって下さったみなさま、ファンのみなさま、お客様、会いに来てくれた大好きな友達たちや家族のみんな本当にありがとうございました。そして今ブログを読んで下さっているみなさまありがとうございます。おいしいものをたーくさんたべて楽しい思い出と一緒にちょこっとついてきたおなかの脂肪も今年中に大掃除するためにランニングしてます。今年ついた脂肪は今年中に。今年ももうすぐ終わりですが、NYではまだ残りのギグをがんばるぞ!2013年もがんばるぞー!みなさん、Happy Holidays!と良いお年をー!来年もまたよろしくね♥

日本ツアーレポート後編「Anthony来日!」

 もうすぐクリスマスですね。ニューヨークの街は日に日にクリスマスモードで盛り上がっています。ところでこの先週末おもしろいことがあったんです。土曜日にバイオリンの子に頼まれた仕事のリハーサルにブルックリンにある教会に行ってきました。いつものように時間通りに現地について教会のドアを開いて。音の聞こえる方に行ってみたらクアイヤー30名ほどとホルンやクラリネットやストリングスが並んだ計50名くらいが一斉にパッとこっちを見てきたので、「しまった!間違った!!邪魔してごめんなさい!!」ってひやっとして部屋を後にしました。それで廊下にいたおじさんに誰々に呼ばれて来たんだけどどこいけばいいですか?って聞いたら、「ここだよ。」って。どうやらあのメンバーと教会のクリスマスコンサートをやるらしいということが初めてわかったのです。どんな音楽をやるのか全く想像していなかったのでびっくり。みんないかにもクラシック奏者たち+何十年もこの教会に通っているであろうクアイヤーたち。のなかにコントラバス奏者の位置に潜り込んでいるジャズ屋のわたし。リハーサルは指揮者が来てすぐに始まり譜面を見るのも初めてでどんなものが始まるのかもわからないまま1、2、3、4ってカウントが。あの集中力と緊張感はジャズやる時とは全然違いますね。もう必死でした。でも30人近くのクアイヤーの歌声とストリングスの響きと木管楽器と金管楽器が混ざりあう音色はすごく美しかったです。昨日の共演者の一部。隠し撮りしたのであんまり良い写真撮れなかったな。これにオーケストラ。今年はサンクスギビングを日本で過ごしたので急に街がクリスマスな感じでいまいち実感があまりなかったのですが、あの幻想的なクリスマスコンサートでクリスマスを感じました。それにしてもハーレルヤ♪って曲難しかったな。と長々と書いてしまいましたが、日本ツアーレポートも後編です。UoUのツアーが無事大好評に終わり、翌日は大急ぎで成田にアンソニーをピックアップしに。翌日は大輔の母校の洗足学園大学で3人でクリニックをしました。クリニックだというのに楽器すらもってこない学生たちにちょっとビックリ。私たちが学生の頃は楽器持って忘れないようにノートに一生懸命メモとってという感じだったのですが、もうオールドファッションなのかしら?でも中には質問たくさんしてくれたり、一生懸命なにかを吸収しようという子もいてよかったです。わたしたちの熱い語りかけに答えてくれて嬉しかったです。学生の一人がアンソニーに「なんで日本人2人と一緒に演奏しようと思ったのですか?」と質問していました。アンソニーは「2人が日本人であろうと、白人であろうと、黒人であったとしても2人は自分のベストフレンドだし、3人で演奏しているのがただ楽しくてハプニングしてるんだよ。」って。人種が入り交じっているNYにいるとあんまり意識しなかったんだけど、そうなんですよね。その人が「なに人」っていうよりも「どんな人」っていう見方をしています。その方が素敵な友人がきっとたーくさんできるんでしょうね。香取さん、道下さん、篠原さんどうもありがとうございました!そんな3人の次の向かう先は静岡です!つづく。

日本ツアーレポート その4

初めての名古屋&大阪公演を終えて次に向かったのが、静岡県藤枝市にあるBody&Soulへ!私の家は昔引っ越しが多かったので今の実家のある千葉県と藤枝を行ったり来たりしている時期がありました。藤枝市には計7年間住んでいました。渡米したりしている間に疎遠になってしまった大切な友人と数年前ここのお店でUoUでツアーで藤枝に来たときに十数年ぶりに再会できたんです!そのころから毎回いつも応援に駆けつけてくれていつもみんなに会えるのが本当に嬉しくって!おしゃべりしていると中学の頃の休み時間に戻ったみたいで本当に楽しいんです。いつもあったかい応援をありがとう!写真はライブ後中学の同級生と。その翌日は都内に戻ります!まずは腹ごしらえ。回るじゃなくて「流れるお寿司屋」へ。こんなのでオーダーするんですね。びっくりしちゃった。九州の顔。大輔も九州の血が入ってるんです。どことなく顔の作りが似てる??帰り道に富士山!美しい!その日の夜はお茶の水NARUにて。すんごいたくさんお客さんが来て下さって満員でした!!入れなくって帰らざるを得なかったお客様もいたくらいでした。(ごめんなさい!)ライブも大成功でお客さんと一体となって素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。お客さんからもらえるパワーでわたしたちも底力が出せるんです。楽しかった!UoUとしての最後の公演でのサウンドチェック模様。今回もUoUさらにパワーアップしてとっても楽しい時間を過ごすことが出来ました!CDもたーくさんのお客さんに購入いただき今回のセカンドアルバム先行リリースツアーは大成功でした!!!応援に駆けつけてくれたみなさん、各ライブ会場の関係者のみなさま、メンバーのみんな本当にありがとう!!UoUセカンドアルバム”Take the 7 Train”の公式発売はNYのTippin’ Recordsより来年2013年の1月22日です。なんと偶然にもJA(January)22JAZZの日です!!お楽しみに!次は阿部大輔NYトリオのツアーです!つづく。

日本ツアーレポート その3

 東北ツアーも終わり、横浜で大輔とのデュオをし、UoUでは同じく横浜のみなとみらいのお店Greenでライブがありました。Greenではアメリカのパーティみたいな感じで外国人のみなさまがたくさんいてわいわい盛り上がりました。 次に向かったのはUoUとしては初の名古屋スターアイズ!演奏中の写真がないので食べたり遊んでるだけみたいなブログみたいになっちゃいますね。名古屋でビックリしたのがこれ!「あんかけスパゲッティ」いろんなお店に「あんかけスパゲッティあります!」みたいな看板があるのでなんだろう?ってずっと気になってて頼んでみたのがこれ。パスタも普通のより気持ち太めでソースはデミグラスソースを片栗粉でとろみをつけたような感じでした。これを学生やOL、サラリーマンのおじさんたちがお昼に食べているんです。名古屋の人にはこんなの当たり前なのかもしれないけど、すっかりおのぼりさんの私にはとっても新鮮で名古屋で食べるもの全てが初めて見るものばかりでした。同じ日本でも食文化ってずいぶん違うんだなーと思いました。上の写真はドラマーの倉田さんとT’sのいしまさんとUoUのメンバーとライブ後の打ち上げ。来てくれてありがとうございましたー! 翌日はUoUでは同じく初の大阪公演!Jazz on Topでのライブでした。初めての大阪だったのにたくさんのお客さんが来て下さいました!ここでも来て下さったお客さんのほとんどにCDを買っていただいて本当に感謝、感謝です!そしてライブ中にドアが「からん」と開いて入って来たのがわたしのいとこでした!数年ぶりの再会でうれしいサプライズでした。良い写真だからアップしちゃお。いひ。いとことUoU。翌日はいつもお世話になっている静岡県藤枝市Body&Soulへ!Jusoさんすてきな写真ありがとうございました!つづく。

日本ツアーレポートその2

 そうです。次の日は仙台ですね。仙台のJazz Me Bluse Nolaでライブでした。ここでのライブの写真すっかり撮り損ねちゃいました。ここでもたくさんの方たちと出会ったり、再会したり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。CDもたくさん買って下さって。うれしー!仙台のみなさま本当に暖かい応援をいつもありがとう!その翌日は蔵王に。写真はUoUガールズ。サウンドチェック。室内なのでスリッパでギグ。慣れないからなんか変な感じ!笑顔の先には。。。じゃーん!ノリノリこもちゃん。バンドのムードメーカー。 ツアーって結構車移動でご飯は高速のサービスエリアで、夜は遅くなるからお店も閉まっちゃうので結局開いてる居酒屋みたいなコースが多いんです。でもこの日のライブ会場は温泉街の中にあってご飯はおいしいし、温泉は2回も入ったけどどっちも最高でした!思いっきり楽しんじゃいました。私は秋に帰国したことが初めてだったのでなんと10年ぶりのさんま。ああ、この写真見ただけでよだれが垂れそう。あじ大きい!!こんな顔してるけど、内心すごく喜んでいたに違いない。もりもり。どんぶりごと食べてしまう勢い。お昼にいただいた手作りの名物はらこめしは最高でおなかいっぱいなのに思わずおかわりしてしまうほどおいしかったー!!夜はこんなかんじの素敵なロッジに5人で1つ屋根の下おやすみなさい。山の上なので夜天の川がきれいに見えるくらい夜空が素晴らしかったです。朝起きると。。。こんな素晴らしい景色が広がっていました!山も色づき始めていました。クマも住んでるという山の中を朝散歩したらとっても気持ちよかったです。普段は都会暮らしなのでこういうのは癒されるね。という感じで蔵王でのライブも大成功でとっても楽しかったです。みなさん暖かい応援本当にありがとうございました!!翌日は関東に戻り、次回は横浜、西日本編です!