一昨日の木曜日に先日お知らせしていたOKB Trioのライブがミッドタウンにあるジャズクラブ、Jazz at Kitanoでありました。あの著名ピアニストのケニー・バロンもお気に入りだというここのスタインウェイのグランドピアノ。ドラムセットもルイス・ナッシュのお気に入りのグレッチのセット。もちろんベースアンプもクリアでいい音のアコースティックイメージ。ミュージシャンにはありがたい環境なのでここではいつも気持ちよく演奏が出来ます。今月は大輔のトリオとOKBと2回もこのクラブに出演できて本当にありがたい月でした。演奏も最高に楽しかったです。 ドラマーのBrian作曲の”Welcome Song”で幕開け。このバンドお決まりの一曲目です。キャッチーな明るいメロディが印象的な曲。実はこの曲には歌詞があるのですが、音域が広すぎて誰も歌えないという。。。歌詞の内容は来てくれたお客さんたちを歓迎する暖かくてほっこりします。いつか誰かに歌ってほしいですね。 その後は”I’m Gonna Sit Down and Write Myself a Letter”という渋くてながーいタイトルのジャズのスタンダードを披露しました。こういう曲はピアノトリオでやると最高に気持ちがいいです。Oscarのソロも素晴らしかった!Oscarは先週末にあったピアノのコンペティションでなんと2位を勝ち取った実力派でもあります。バンドリーダーのBrian。彼のプレイは一度見たらきっと一生忘れないっていうくらい個性的でユニークです。演奏中立ち上がったり、私のソロ中に「あぁ〜」ってキース・ジャレットみたいな声出すからいつもその度にビックリしちゃいます。彼のオリジナル曲は繊細でたくさんの名曲をいつも持ってきてくれます。自己のセクステットまで持っていて素晴らしいコンポーザー・アレンジャーでもあります。 このバンドはバンド名から見てもお分かりかと思いますが、コラボレーショントリオなので各自曲を持ち寄っていつも演奏しています。もちろん私の曲もやりました。UoUのCDにも収録されている”Milena”と”That Day”です。特に震災のことを思って書いた”That Day”はニューヨーカーの心にも届いてくれるみたいで嬉しかったです。 OscarもBrianも面白くって話しててもジョークがポンポン飛んできます。演奏もそんな感じ。年齢も性別もバックグラウンドも違う私たち。共通点は身長のみ?のでこぼこコンビが繰り出す音楽はとてもユニークです。いつもお互い尊敬し合える好き同士の仲間たちと大好きな音楽を思いっきり演奏して、たくさんのお客さんから暖かい応援と拍手に包まれるなんて最高ですね。本当にミュージシャンになってよかった!いつも素晴らしいミュージシャンたちと演奏できて本当に幸せです。ありがたい。ありがたい。これからも世界の一人でも多くの人に感動を届けられるよう頑張ります!
The OKB Trio
先週末お隣のニュージャージー州にあるMo Fiddlesという素敵なバイオリンショップでThe OKB Trioのコンサートがありました。お店の中はバイオリンやらビオラ、チェロなどの楽器でいっぱい。まるで美術館のようなお店でした。 The OKB Trioというのは”O”=ピアニストのOscar Perezと”K”=わたし、”B”=ドラマーのBrian Woodruffのトリオ。3、4年前に一度どこかのセッションで1曲この3人で演奏したときにお互いが「これは?」っと何かを感じ、それ以来定期的に一緒に演奏するようになりました。一緒に演奏するといいものが生まれるこのトリオ。大輔とアンソニーとのトリオとはまた一味違う何かがあるトリオです。 当日は金曜日。本番は夜の8時からなので7時には現場に到着していたい。しかし金曜のまさにラッシュ時に車でマンハッタン方面からニュージャージーに行くなんていうのは誰もが知っている渋滞地獄の自殺行為。ニュージャージーに在住のOscarのアドバイスを受け、早めに出発することに。車を出してくれるBrianからの電話で「じゃあ久里子、明日は2時半に迎えにいくから!」と。へ?!いくらなんでも早すぎるんじゃない?!コンサート楽しみなのはわかるけど、現地まで1時間もあれば余裕でつくし、本番は夜8時からだよ。。。と内心思っていました。「早めに行ってリハして、近くの美味しいギリシャ料理食べてのんびりしてからライブ」ってよくない?渋滞もあるし。この時間にでたら絶対何の問題もないよ!」って説得され(食いしん坊な私は美味しいギリシャ料理につられたんだけど)、2時半に待ち合わせをすることになりました。 小一時間の車の旅。車内で45歳のおじさんBrianとトイレやらパンツやらの下品な話で盛り上がる。雲行きは怪しいけど、渋滞もなくスムーズに私たちが住むクィーン地区からマンハッタンへ。窓から見えるヤンキースタジアムの近くの道路の渋滞をまるで人ごとのようにかわいそうにねー、なんて見ていました。 マンハッタン島からニュージャージーに抜けるにはトンネルや橋を渡ったり数通りの行き方があるのですが、Oscarの助言を聞きこの時間は橋を通った方がスムースに行くよということで橋をチョイス。橋を渡りきった瞬間Brianのナビが急に「現地到着まで後1時間半」と!もうすでに数十分運転してきているのでこれは何かの間違いだろう。もうニュージャージー州だし、渋滞全くしてないし。は〜。ナビってこれだから。なんて話してた瞬間。ピー!!ピー!!ってクラクションの音。前にはすんごい渋滞。まぁ、まだ3時半だし、余裕でしょ。想定内。ナビは「現地到着まで後55分」と。車は数メートルづつしか動かない。あれから1時間経過してもナビは「現地到着まで後56分」と。それが何度続いたことか。 曇り空だった外は土砂降りに変わり二人ともぐったり。全然進まない。Oscarの言うことを信じずにトンネルからくれば良かった!そして時計はなんと6時に!出発してから3時間半!ようやく渋滞も抜け、到着したのは4時間後の6時半すぎ。早ければ40分で現地まで着くところを4時間。。。 結局「早めに行ってリハして、近くの美味しいギリシャ料理食べてのんびりしてからライブ」計画が「急いでセットアップして、一曲だけサウンドチェックして、安くてまずいチャイニーズのチャーハンを食べて慌てる」になってしまいました。。。はあ〜がっかり。と、そんなスタートでしたが。演奏はとっても楽しかったです。みんなが喜ぶミディアムスィングの名曲からそれぞれのオリジナルまで。バックグラウンドがそれぞれ違う3人のトリオはとても面白いです。大雨の中だったのにお客さんも結構来てくれて本当に嬉しかったです。素敵な写真をシェアします。まずはOKBの”O”Oscar Perez“K”私。“B”Brian Woodruff来週5/29にはこのメンバーでまたマンハッタンにある素敵なジャズクラブThe Kitanoにてライブがあります。ぜひぜひ遊びにきて下さいね!
Daisuke Abe Trio Jazz at Kitano
先日阿部大輔トリオJazz at Kitano公演無事に終わりました。たくさんのお客さん、友人たちの暖かい歓声に包まれて最高に楽しい時間を過ごすことができました。来てくれた皆様、遠くから応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!やっぱり家族のような3人(大輔と私は家族ですが)で一緒に演奏するのは本当に楽しくて大好きです。同じ曲を演奏してもいつも今日はどんなふうになるんだろう?ってドキドキワクワクします。リーダーも曲順すらステージの上で決めるため、行き先を決めずにどこかへ旅行に出るような感じと言ったらわかりやすいでしょうか?そんな感じのトリオです。大輔のトークも肩に力が抜けた感じでよかったと思います。CDもたくさん買ってもらえて嬉しかった!NYの中でも素晴らしい設備、環境が整ったJazz at Kitanoでの演奏はとっても快適で気持ちがよかったです。今回はしっかり録音機材と録画機材も用意してみなさんにもシェアできるように準備したのですが、家に帰って楽しみにビデオのスイッチを入れてみると。。。主役の大輔だけが映ってない!しかも、全曲。。。もったいない。わたしたちっていつもどっか抜けているんです。でも音源はきれいに録れているのでもしかしたら音だけどこかにアップするかもしれません。またこのトリオで日本にツアーで帰れるといいな。 トリオと言えば、今月末はまたJazz at KitanoでドラマーBrian Woodruff、ピアニスト Oscar PerezとのThe OKB Trioのライブがあります!こちらも楽しみです。最後にこの前のUoU NYのジャズフェスでの模様が映った動画です。ピアニストの百々さんが映っていませんが、素敵な演奏してくれています。ぜひぜひ見てみて下さい。
Daisuke Abe Trio!!
来週の木曜日!5月8日に阿部大輔トリオでライブがあります。ミッドタウンにあるThe Kitano New Yorkにある素敵なジャズクラブJazz at Kitanoでのライブです。会場のThe Kitano New Yorkのリンクはこちら1st Set 8pmから 2nd Set 10pmからカバーチャージ $15+ お食事またはドリンクミニマム$15ご予約をお勧めします。TEL:212-885-7119予告ビデオ大輔の新しい曲、10年前の名曲たくさん披露します。日本にもツアーに行ったトリオ。3年以上も一緒に演奏しているので息はぴったり。タイトなバンドです。ノリノリで踊りたくなっちゃう曲、思わず微笑んでしまうユニークな曲、こころがほっこりじーんとくる曲、大輔の曲たちはいろんな表情を持っています。わたしの大好きなトリオです。ぜひぜひ聴きにきて下さい。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!!Hope to see you there!!
UoU in New York!
先日からしつこく宣伝していたUoUの初NY公演、Queens Jazz OverGraund Spring Jazz Festival先週末無事終わりました。残念ながらオリジナルメンバーは全員揃いませんでしたが、ピアノに百々徹さん、ドラムスは我らがアンソニー・リーが。はるばる日本からサックスの山田拓児がなんと3泊5日の強行スケジュールでNYへ来てくれました。 公演当日にマンハッタンのスタジオでリハーサル。一曲目の”Ofro Song”を弾いた瞬間、ビックリ。百々さんとアンソニーとのUoUはかなり個性的でユニークでした。かといってその個性が音楽を邪魔しているわけではなく、面白い具合に私たちの音と混じり合ってとても新鮮でこう来たか!と不意をうたれました。思わずみんなの顔から笑みが浮かぶほど。本番が楽しみだ。 リハも終わり、7トレインに乗って会場となるフラッシングタウンホールへ。その日は運悪く私たちが外に出るたびにザーッと雨に降られ、あーあ、せっかくなのに本番前にみんなびしょびしょだよ。。。と思っていました。途中横断歩道を渡るときにふと目をやると、こんな大きくてきれいな虹が出ていました!今日はいい日になるよって教えてくれているかのような瞬間でした。 そして会場に着くともうすでにほかのバンドが始まっていました。ベースのエドワード・ペレスという人のトリオです。凄くうまい。ドラムスはバークリーの同級生のエリック・ドゥーブ。バークリー時代にリサイタルでドラムを叩いてもらった彼に久々の再会。2階のホールの方ではギタリストのアマンダ・モナコグループでサックスのウェイン・エスコフェリとドラムスのビクター・ルイスが演奏していました。こっちも凄いなぁ、とのんびり感心している暇もなく自分たちの出番が!じゃーん。これが本番の写真。(写真撮影/岩切天平さん)いやー。本当に楽しかった。等身大の自分たちを大好きな仲間たちと思いっきり表現して、たくさんのお客さんやミュージシャン仲間たちからの大きなエネルギーと一体化する。気分は最高です。こういうときがわたしにとって生きてて良かったと思える瞬間です。お客さんからは一曲終わるごとに大きな拍手と「UoU!」と叫ぶおじさん、「曲がいい!」とか言ってもらえたり、大きな反響がありました。燃えすぎて5曲やるはずが最後に用意していた”Hanauta”が時間の関係でできなくなってしまったのは残念だったけど、いい時間でした。たくちゃん、大輔、百々さん、アンソニー素敵な時間を本当にありがとう。今後のUoUとしての活動はまだ未定ですが、また近々オリジナルメンバーとも日本ツアー回りたいな。 自分たちの出番が終わってからもほかのバンドを見に行ったり、ほかの出演者たちやミュージシャン友達とおしゃべりしたり、音楽でいっぱいの一日でした。 余韻に浸るひまもなく、来週は阿部大輔トリオでNYの素晴らしいジャズクラブの一つ、Jazz at Kitanoでの公演があります!5月8日木曜日。さて、また練習!練習!
富里市観光ガイドブック
NYはあったかいです!やっと春が来た!部屋のヒーターを切って窓を開けて。この瞬間をどれだけ待ちわびていたことか。今年の冬は長過ぎたので今年は春到来のありがたみが違いますね。でも明日はまた冷え込むようなので気をつけなければ。ところで今月私の母校がある千葉県富里市の観光情報誌が完成したようです。緑豊かな富里市。高校時代、県内唯一のジャズバンド部に入りたくって実家がある栄町から自転車、電車、バスを使って毎日通っていました。楽しかったなぁ。スイカが美味しい富里市。今の私の原点になった思い出の地です。光栄なことに観光情報誌にインタビューを載せて下さいました。左下です。字が小さくて読めないかな。富里市にお住まいの皆様、富里市近郊にお住まいの皆様、ぜひ読んでみて下さいね。高校時代から音楽漬けで今もあの時とほとんど変わらない毎日を送っている私ですが、今後も更なるパワーアップに向けてがんばります!
Women in Jazz
先月はアメリカではWomen’s History Monthでした。毎年この時期はたくさんの女性ミュージシャンたちと一緒に演奏しています。世の中どんどん女性が社会に進出して活躍していますね。ジャズの世界でも女性はがんばっています。こんなに素晴らしいミュージシャンたちがいたんだ!ってくらいこの時期は出会いと音楽の出会いがあります。これはブルクリンの大学での演奏の模様。みんなパワフルで素晴らしいミュージシャンたち。大学生たちもビックリしていました。次の舞台はメトロノースという電車に乗ってPeekskillという街へ。家から2時間近くしかもNYに8年もいるのに実はメトロノースに乗るのが初めての私はグランドセントラル駅でドキドキわくわく。大輔がついてきてくれなかったら完全に迷子でした。車窓から見えた景色。ちょっとした旅気分。その晩は若手ボーカリストのJazzmeia Hornとのトリオでのライブ。昨年New Schoolを卒業したばかりの彼女。若いのに大御所シンガーのようなテクニックの持ち主。ピアニストはわたしの先輩、福岡出身の渡辺麻美子さん。本番前「あーん。緊張するー!」なんていってたのに舞台へ立てばすごい貫禄。パワフルな歌声です。お客さんも大喜びでした。 こちらはFirey Strings Companyというストリングスのバンドです。チェリスト兼リーダーのNioka WorkmanはReggie Workmanの娘さん。ハープとバイオリン、チェロ、ベースとドラムの面白いバンド。今回はブロンクスの中学校でのワークショップ。わたしたちよりブロンクスの中学生の方がパワフル。まるで動物園のようにわー!わー!きゃー!きゃー。身体の大きな黒人の先生が大声で怒鳴っても知らん顔。何人も態度が悪かったので退場させられる始末。さすがはブロンクスの中学校。思ったようにワークショップが進まずに演奏もちょこっとだけでちょっぴり欲求不満。ストリングスのエレガントなサウンドは中学生にはちょっと早すぎたかしら?とてもいいバンドでした。メキシコ出身のドラマーのカリーナとはバークリー同級生。再会したのはなんと8年ぶりですごく嬉しかった!NYの女性ミュージシャンも毎日がんばっていますよ! 2週間後はついにQueens Jazz OverGroundのジャズフェスです!今から楽しみです。UoU世界進出の瞬間をぜひ応援しにきてくださいね。
子供とジャズ
大きな黄色のスクールバスが2台ジャズクラブの前に並び、大勢の子供たちがクイーンズの小学校からやってきました。この日の朝はNYのジャズクラブ・ジャズスタンダードというところで子供のためのジャズ講座の日です。すごく賑やか。席に着くなりみんな持参のランチをキャーキャーいいながら食べまくる。一年に数回演奏させていただいているこのギグなんですが、夜行性のジャズミュージシャンと子供たちのテンションの差といったら面白いです。確かに子供たちが寝静まった時間に仕事しているのですものね。私たちが演奏して、子供たちが何に気づいたか発表させるゲーム。みんな積極的に手を挙げてバンバン答えていきます。右と左に座っている生徒たちをチーム分けして競い合わせるとゲーム好きな子供たちは更にテンションがあがります。私が子供のときはシャイだったので参観日に母が来ているときくらいにしか手を挙げてなかったなぁ。急にリーダーに話を振られて子供たちにベースのことを説明する私。ステージの上にいる大の大人がそんな小学生たちの前で緊張している様子。まだまだ英語のトークは修行が必要です。子供たちの堂々とした姿を見習わなければ。演奏後メンバーとともに。左からドラマーDwayne”Cook”Braodnax, ピアニスト/リーダーFintan O’Nellie,トランペットEddie Allen。子供たちに音楽を伝えられた素敵な朝でした。 ここでお知らせです。前回のブログでもお知らせしたUoUのNY公演の詳細です。NYのQueens Jazz OverGraundという団体にお招きされ、UoUのメンバー全員が住んでいた(いる)NYのクィーンズ地区フラッシングタウンホールで4月26日、Queens Jazz OverGraund Spring Jazz Festivalに出演します。今回なんと日本からは山田拓児が参戦します!ピアノの小森陽子とドラムの二本松義史の代役はピアノにあの百々徹さん、ドラムはアンソニー・リーを迎えてのUoU NY Editionで参戦します。どんなサウンドになるのか今から興奮しちゃいます。このジャズフェスティバル、入場無料!もう来るしかないでしょう。当日のラインナップです。UoUは夜7時半から。すごく面白そうなバンドがたくさん出演します。4月26日は一日ジャズを楽しめそうですね! ながーかった冬が終わりかけ、春ももうすぐそこのNY。来月のUoU公演を始め、5月には阿部大輔トリオの The Kitano公演やThe OKB Trioのライブも予定されていたり今からとても楽しみです。お近くのみなさんぜひ遊びにきてくださいね。
3年前のあの日
あの日からもう3年が経ったのですね。3年前のあの日はUoUの仲間とツアーで帰国していました。東北ツアー中で(そのときは幸い日本海側にいたのですが、)2、3メートルはありそうな雪の壁をくぐり抜け、吹雪の雪山を降りた私たち。くたびれたので休憩をしました。あの時の雪がちらつく灰色の不気味な空はっきり覚えています。今までに経験したことのない恐怖を通り過ぎた感覚。大きな揺れで立ってもいられない、電信柱、電線がブンブン大きく揺れていて何が起きているのか全くわからなかった。でもこれはすごく大変なことになるということだけは感じていました。大きな揺れのあと車内のカーナビのテレビから聞こえる「高台に逃げてください!!高台に逃げてください!!」のアナウンサーの切羽詰まった声。大きな揺れから数十分したころ姉から携帯に着信があって「久里?無事?今家族がみんな無事か確認とってるから。こっちもすごい揺れて大変だったけどみんな大丈夫だから。」って。姉からの電話で千葉の実家の方まで大変なことになっていることを初めて知りました。それを最後にずっと家族とは連絡が取れずに胸がぐーっと締め付けられるくらい心配しました。あの日のことが昨日のことのように鮮明に脳裏に焼き付いています。震災を経験したみなさんもいろいろな思いだったと思います。改めて犠牲になった方の御冥福をお祈りします。そして復興が一日でも早く終わりますように。下のリンクからそのときの出来事読むことができます。わたしの3月11日写真は余震が続く震災の翌朝。お互い不安で一杯だったけどみんなと一緒なら怖くなかった。 お知らせがあります。来月、4/26にUoUがNYのQueens Jazz OvergroundのSpring Jazz Festivalに出演することになりました!NYで結成したのにバンドとしてNYでちゃんとしたショーに出るのは初めてです。残念ながらメンバー全員は集合できませんが、この初の試み今から楽しみです。これをきっかけにもっと世界に飛び立て!UoU!ですね。詳細は後日お伝えします。お楽しみに。
阿部大輔トリオ@Bar Next Door
前回のブログでもお知らせしましたが、先週、阿部大輔トリオのライブがNYのグリニッジビレッジにあるBar Next Doorでありました。極寒の中来てくださった皆様に本当に感謝しています。 ドラムのアンソニー・リーとは3、4年前にクレオパトラズニードルというアッパーウエストにあるジャズクラブで出会いました。大輔と私が毎週木曜日にジャムセッションのホストをしていたときにドレッドヘアで身体の大きな存在感のある黒人の人がフラっと現れてドラムを叩いた瞬間ピピッと来たのを覚えています。それから縁があってミッドタウンのレストランで2年ちょっと、このトリオで昨年日本にもツアーに行きました。 このトリオでは3年以上一緒に演奏をしていますが、実はNYでライブというライブは今回が初めて。 違うアングルから。やっぱり3人での演奏は楽しいです。また次回一緒に演奏できるのが楽しみです。